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O-RUSHテクニカルセンターのスタッフが、ファクトリーの最新情報をお届けします。

【プジョー 308SW】車からアンモニア臭がする?BlueHDi特有の異臭原因と修理方法を徹底解説

  • 仁 松原
  • 11 分前
  • 読了時間: 5分

洗練されたプジョーと過ごす、心地よい春のドライブ

爽やかな風が吹き抜け、木々の緑が芽吹くこの季節は、プジョー 308SWのパノラミックガラスルーフ全開でドライブに出かけたくなる最高の時期です。 

独創的なi-Cockpitに身を委ね、BlueHDiエンジンが生み出す力強いトルクを味わいながら走るひとときは、フランス車オーナーならではの特権と言えるでしょう。 

特にプジョーのクリーンディーゼルは、高い環境性能と燃費性能を両立しており、長距離のグランドツーリングでもその真価を遺憾なく発揮してくれます。 しかし、そんな至福の時間を妨げる「異臭」のサインに気づいたとき、それは愛車の排気浄化システムがSOSを発しているのかもしれません。



プジョー 308SWで発生する「ツンとする異臭」の正体

今回の事例では、プジョー 308SW GT BlueHDiにおいて「車両の周辺でアンモニアのようなツンとする臭いがする」というご相談をいただきました。 ディーゼル車において、排気ガスから微かに特有の匂いがすることはありますが、明らかに周囲に漂うほどの異臭がする場合は注意が必要です。

この「アンモニア臭」の正体は、排気ガスを浄化するために使用される「AdBlue(アドブルー:高品位尿素水)」です。 通常、アドブルーは排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を浄化するために適切な量が噴射されますが、何らかの理由でシステムに不具合が起きると、この液体が異臭の源となってしまいます。



プロの「目視点検」による原因特定

驚くべきことに、今回のケースでは車両の診断機(テスター)を接続しても、エラーコードは一つも記録されていませんでした。 システム上の数値は「正常」と判断されていても、物理的な部分で異常が進行していることがあるのが輸入車の奥深さでもあります。

O-RUSHでは、五感を駆使した点検を重視しています。 リフトアップを行い、下回りやマフラー周辺を詳細に調査した結果、排気ラインの途中に装着されている「メタリングバルブ(アドブルーインジェクター)」に不具合があることを突き止めました。


 マフラー内部に溜まったアドブルー
マフラー内部に溜まったアドブルー


メタリングバルブ故障による「結晶化」の恐怖

本来、メタリングバルブはアドブルーを非常に細かい霧状にして排気ガス中に噴射する役割を担っています。 しかし、バルブ内部の密閉不良などにより、霧状ではなく「流体(液体)」のままドボドボと噴射されてしまう故障が発生します。

液体として排出されたアドブルーはマフラー内部に溜まり、排気熱によって水分が蒸発することで真っ白な「結晶」へと変化してしまいます。 

この溜まった液体や結晶が熱せられることで、強烈なアンモニア臭を放っていたのです。



修理内容:メタリングバルブ交換とマフラーの「デトックス」

原因が特定されたため、O-RUSHでは不具合を起こしたメタリングバルブを新品へと交換いたしました。 しかし、バルブを新しくするだけでは修理は完了しません。 マフラー内部に溜まってしまったアドブルーの液体や、こびりついた結晶を丁寧に取り除く「清掃作業」が不可欠です。

この清掃を怠ると、異臭が消えないばかりか、結晶が排気通路を塞いでしまい、エンジンの出力低下や燃費悪化、さらには高額なマフラー本体の交換が必要になる二次被害を招く恐れがあります。 

O-RUSHでは、見えない内部までしっかりとケアすることで、新車時のクリーンな排気状態を取り戻します。



プジョーのディーゼルエンジンのトラブルを未然に防ぐためのチェックポイント

プジョーが誇るBlueHDiエンジンを末長く快調に保つために、オーナー様が日頃から意識しておきたいポイントをまとめました。

  • アドブルーの警告灯が出たら早めに補充: 残量が少なくなると警告が出ますが、ギリギリまで粘らずに早めの補充を心がけましょう。空に近い状態が続くとシステムに空気が混入しやすくなります。

  • アドブルーの「品質」にこだわる: 安価すぎるアドブルーや、長期保管されて劣化したものは結晶化を早める原因となります。信頼できるショップで購入・補充することをお勧めします。

  • 定期的な長距離走行: ディーゼル車は短距離走行ばかりを繰り返すと、排気浄化フィルター(DPF)の再生が不十分になり、システム全体に負担がかかります。月に一度は30分以上の高速走行や郊外走行を行い、エンジンをしっかり回してあげましょう。

  • エンジンオイルのグレードを厳守: BlueHDiには専用の低灰分オイルが指定されています。不適切なオイルを使用すると、排気システムが早期に目詰まりを起こす原因となります。

  • 車両周辺の「匂い」の変化に敏感になる: 今回の事例のように、警告灯が出る前に「匂い」で不調を知らせてくれることがあります。洗車時や降車時にいつもと違う匂いがしないか確認しましょう。



O-RUSHで安心のプジョーライフを

プジョー 308SWの魅力である「環境への優しさ」と「力強い走り」は、精密な浄化システムによって支えられています。 診断機にエラーが出ないような微細な不調こそ、メカニックの経験と技術力が試される場面です。

「排気ガスの匂いが以前と違う」「最近、車の周りで変な匂いがする」といった違和感があれば、手遅れになる前にぜひO-RUSHへご相談ください。 私たちは、オーナー様の大切なプジョーが、これからも美しいフランスの風を感じさせるような走りを続けられるよう、全力でサポートいたします。



お問い合わせ

O-RUSHベイサイド大阪サービス

大阪市西淀川区中島 2-6-38

10:00〜18:30(定休日:火曜日)

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