フォルクスワーゲン パサートの冷却水漏れ警告が表示?ウォーターポンプだけが原因ではないかも
- 仁 松原
- 03false30 GMT+0000 (Coordinated Universal Time)
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フォルクスワーゲン パサート TSI ハイラインに乗っていて、「冷却水警告(オンボードメッセージ)」が表示された経験はありませんか?また、点検時に「ウォーターポンプからの水漏れかもしれない」と言われた方も多いでしょう。しかし実際には、原因が別の箇所にあることも少なくありません。
今回のケースでは、冷却水の減少と警告ランプの点灯が見られたため、点検を実施しました。
結果、原因はサーモハウジングからの水漏れによるものでした。


サーモハウジングはエンジンの冷却水温を管理する重要な部品で、経年劣化により内部のシールが傷んで冷却水が漏れ出すことがあります。
この部分からの水漏れは、ウォーターポンプと位置が近いため誤診されやすく、注意が必要です。
放置すると冷却水の減少によりエンジンが過熱し、最悪の場合は故障につながるリスクもあります。
そのため、早期点検と適切な修理が大切です。
今回はサーモハウジングと駆動用ベルトを同時に交換し、冷却系統をリフレッシュしました。
ベルトは摩耗部品のため、同時交換することでトラブル予防にもつながります。

また、ブレーキパッド残量の点検も併せて実施。安全面でも問題がないことを確認しました。
パサートは高品質な走行性能を誇る一方、冷却系や補機ベルトなど樹脂・ゴム部品の劣化がトラブルの原因になることがあります。
定期点検や異常サインが出た際の早めの対応が、長く安心して乗り続けるためのポイントです。
エンジンルーム下に水たまりができる、冷却水の警告が出るなどの症状がある場合は、すぐに専門店での診断をおすすめします。
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