ポルシェ カイエン ターボで「冷却水ポンプ故障」警告灯点灯?オーバーヒートの原因と対策を解説
- 仁 松原
- 3 日前
- 読了時間: 2分
冷却水ポンプ故障警告灯が点灯したら要注意
ポルシェ カイエン ターボのメーターに「冷却水ポンプ故障」の警告が表示された場合、エンジンの冷却系統にトラブルが発生している可能性が非常に高いです。
警告を無視して走行を続けると、冷却水の循環が止まり、オーバーヒートを引き起こす恐れがあります。
実際、今回の車両では冷却水の温度が上限を超え、**「クーラント温度インジケーターライト・上限超過」**という診断コードが確認されました。
オーバーヒートの原因はウォーターポンプとレギュレーティングバルブの固着
点検の結果、ウォーターポンプからの水漏れにより、クーラントレギュレーティングバルブが詰まり(固着)、ウォーターポンプ内部の弁が正常に作動しなくなっていました。
これにより冷却水が適切に循環せず、エンジン内部の熱がこもってオーバーヒートを引き起こしたと考えられます。
この症状は、単体部品の故障ではなく、複数の関連パーツが影響し合うことで発生するため、正確な診断が難しいのが特徴です。
メーカーでもこの症状に関するサービス情報を発行しており、該当コードが入力された場合は、ウォーターポンプ・クーラントレギュレーティングバルブ・サーモスタットの同時交換が推奨されています。


放置は危険!早めの点検・修理を
オーバーヒート状態を放置すると、エンジン内部のガスケット損傷やオイル混入、さらにはエンジン焼き付きといった重大なダメージに発展する可能性があります。
「冷却水ポンプ故障」の警告が一度でも点灯した場合は、走行を控えて速やかに整備工場へ相談することが大切です。
高性能SUVこそ定期メンテナンスが重要
ポルシェ カイエン ターボのような高出力エンジンを搭載した車両は、冷却系統への負荷も大きく、わずかな不具合がトラブルを引き起こす可能性があります。
定期的な冷却水交換やウォーターポンプ周辺の点検を行うことで、オーバーヒートを未然に防ぐことができます。
お問い合わせ先
O-RUSHベイサイド大阪サービス
大阪市西淀川区中島 2-6-38
10:00〜18:30(定休日:火曜日)
