メルセデス・ベンツ Cクラス(C220d)|エンジン警告灯点灯・1速固定の原因と修理|大阪市
- 仁 松原
- 9月5日
- 読了時間: 2分
更新日:9月24日
メルセデス・ベンツ Cクラスワゴン(C220d)は、高い走行性能と快適なディーゼルエンジンで人気のモデルですが、走行中にエンジン警告灯が点灯し、ギアが1速固定になるといった深刻なトラブルが発生することがあります。
この症状は「リンプモード」と呼ばれ、車両の保護のために出力制限がかかっている状態を示しています。
今回のケースでは、フォルトコード診断の結果、マニホールドフラップモーターの異常が確認されました。
電源自体は通電していたものの、インテークフラップへの煤(カーボン)の蓄積による固着が原因で、モーターがショートし正常に動作できなくなっていたことが判明しました。
ディーゼル車特有のEGR(排気ガス再循環)システムの影響で、長距離走行や使用状況によっては煤が堆積しやすい傾向があります。
修理対応としては、インテークマニホールドASSYの交換を実施し、予算の都合でその他の部位は清掃対応としました。

エアクリーナーケース取り外し後
その後、DPF(ディーゼル微粒子フィルター)の強制燃焼や、高速道路でのロードテストでの最終チェックなど、こうした一連の対応により、警告灯や走行不具合は解消されました。
エンジンや吸気系の煤詰まりを放置すると、燃費悪化や出力低下だけでなく、さらなる部品破損を招く恐れがあります。
特にディーゼル車は煤の蓄積が避けられないため、定期的な点検や早めの清掃・交換が大切です。警告灯が点灯した際には無理に走行を続けず、専門工場での診断をおすすめします。
お問い合わせ先
O-RUSHベイサイド大阪サービス
大阪市西淀川区中島2-6-38
営業時間:10:00〜18:30(定休日:火曜)
TEL. 06-6473-8833
