映画『F1®/エフワン』
- 仁 松原
- 7月2日
- 読了時間: 2分
映画『F1®/エフワン』(英題:F1 The Movie)は、ブラッド・ピット演じる“伝説のF1レーサー”ソニーが、30年ぶりに現役復帰し、弱小チーム「APX GP」を救うために再起をかけるスポーツ・ドラマです。
公開初週末で全米興収5700万ドル、世界興収1億4630万ドルを記録し、Appleの映画部門にとって待望のヒットとなったそうです。

F-1好きとして、この映画を見逃す理由はないと思い、封切られてすぐに映画館で鑑賞してきました。
レースのシーンでは、映画ならではの演出も見られましたが、F-1の魅力をうまく引き出したとても魅力的な作品に仕上がっています。
今回この作品の見どころをご紹介します。
映画「F-1」の見どころ
①:圧倒的なレーシング映像
実際のF1コースで撮影され、小型カメラを搭載した車体でドライバー視点の映像が“地上のトップガン”と評されるほど没入感抜群。
②:世代を超えたチームドラマ
ソニーと若手ルーキー・ジョシュア(ダムソン・イドリス)の衝突と協調。最初は反発しつつ、最後には共闘し、“チーム”として最高の結果を目指すプロセスが胸を熱くします。
③:ソニーの“常識破り”戦略
レースだけでなく、戦略面でもセーフティカーを意図的に誘発するなど、“勝つために手段を選ばない”ソニーのやり方に賛否両論。正統派ではない大人の勝負師としての味わいがあります。
④:ブラッド・ピットの存在感
60代とは思えない身体とスター魅力。その色気と哀愁を兼ね備えた演技は、“ミドルエイジ応援歌”的とも評されるほど。
⑤:“音と映像”の演出
ハンス・ジマー風の電子音楽やクイーン、レッド・ツェッペリンなどのロックが、レースの緊張と高揚感を一層盛り上げます。
予測可能な王道ストーリーではあるものの、監督ジョセフ・コシンスキー(『トップガン マーヴェリック』)によるスケール感ある演出と、実際のF1が織り込まれたリアリティで「観る人を引き込む映画」に仕上がっています。
今回IMAXシアターで鑑賞しましたが、ぜひIMAXの大画面で観る事をおすすめします!
全体を通して、レースファンにはたまらない迫力と、ドラマ映画としての感動――両方をバランスよく楽しめる一作。映画館で観る“体感”重視の作品として強くおすすめです。